起こしてしまった自転車事故。実際に払う事になった治療費や慰謝料、示談金についてと示談が終わった後に起きた被害者との問題についても公開します。

自転車事故事故イメージ日々の暮らし

先日、家族が自転車での事故を起こしてしまいました。その状況とどのように対応したのか、手続きはどうしたかなどの状況を公開します。

どんな事故だったのか、事故の状況と怪我や壊れた物

どんな事故だったのか事故の状況

事故は某日の朝に起きました。時間は朝の8時ごろです。

私の家族が後ろに6歳の子供を乗せた自転車が、家の敷地内から前の道路に出ようとした時に、前の道路を右側から走ってきた自転車と出会い頭にぶつかりました。

こちらは転倒することもありませんでしたが、相手方が乗る自転車は転倒しました。

怪我の状況と壊れた物

こちらの自転車は転倒することもなかったため怪我はありませんでした。ですが、相手方の自転車は転倒したために、乗られていた方がむこうずねのあたりを擦り剥かれていましたが、頭を打たれたりはしていなかったため、その場で救急車を呼ぶ程の怪我ではありませんでした。

どちらも自転車が壊れたりする被害はありませんでしたが、相手方自転車が さすべい で付けていた傘の骨が折れていました。

事故を起こしてからの対応

相手様はお仕事に向かわれる途中だったようで、会社に事故にあった事。遅れます。との連絡をされていました。(この事で後で問題が発生しました)

事故後すぐに警察に電話をし、現場検証をしていただきました。

これは事故の状況を事故後すぐに確認しておく必要があるのと、保険等の申請にも必要になる場合があるためです。

現場検証の後相手様と連絡先を交換し、こちらは怪我がなかったので必要ありませんでしたが、相手様は怪我をしていたため病院にて診察を受けていただくようにお願いをして、その場は解散となりました。

その後、私の入っている保険などで事故の治療費等対応してもらえるのかを確認しました。

対応してもらえる可能性があったのはこちら

①自転車保険

我が家では自転車保険には入っていなかったので、ダメでした。(下記の③保険でカバーできると考えていました)

②自動車保険

こちらは自転車事故に対する特約は入っていなかったため、ダメでした。

③クレジットカードに別途で付けていた責任賠償保険

こちらは使っているクレジットカードに、月額200円ほどの掛金で付けていた限度額1億円までの責任賠償保険です。

家族全体をカバーしているので、子供がお友達に怪我をさせてしまったり何かを壊してしまったりする事もあると考え入っていました。

今回の自転車事故はこちらの保険で対応してもらえそうです。

そのため、責任賠償保険の保険会社に連絡し受付をしてもらい事故内容を報告しました。

保険会社に事故の状況を説明すると、今回の自転車事故は入っていた保険でカバーしてもらえるとの返事でした。

話しの中で、今回の事故に関しての過失割合は相手方の自転車が1、こちらの自転車が9になるとの事でした。

(事故の原因がどちらがどれだけ過失があったのか、悪かったかの責任の割合です。動いている乗り物同士で接触した場合、片方が全て悪いという事は少なく、あなたに事故の責任の1割はありますね。あなたには9割の責任がありますね、とい言う感じになる事が多いです)

相手様に病院で診察受けてきてくださいと伝えてると報告すると、健康保険を使っていただいて診察を受けてくださいとの返答でしたので、病院での診察結果がわかれば報告させてもらいますと伝え、保険会社との最初のやりとりは終了しました。

相手様から病院で診察してもらったとの連絡がありました。

病院イメージ

(以下、相手様が過失割合1のため、被害者様と言う書き方をさせていただきます)

被害者様より病院で診察を受けたとの電話連絡がありました。

転倒の際に打った腰が痛くなってきたので、念のため首と腰のMIRを撮影しておいた方が良いとお医者様に言われたとの報告でした。

そのためMRIの撮影を行う事になりましたが、MRIは首と腰を同時に1回では撮影出来ないそうで、1回目の撮影で腰を、2回目の撮影で首を撮影しそのまま診察もしてもらう事となりました。

電話の後、保険会社にも内容を報告しました。

保険会社へ連絡は1回目は電話でしたが、2回目からはLINEでのやり取りが可能だったためLINEで行いました。電話だと言った言ってないなどの齟齬が起きる可能性もあり後で私も確認が出来るので面倒でしたが文字が残るLINEです。

MRIの撮影が終わったタイミングで被害者様と連絡をとり診断状況を確認しました。

お医者様によると、MRIでの撮影結果は特に異常はみられないため大丈夫でしょう との診断でした。

そのため、ここで通院等も終了とし、示談の交渉をスタートすることになりました。

事故の状況とその後の通院状況などのまとめ

被害者様の状況

通院状況

1日目 診察を受けて、MRIの撮影が決定

2日目 MRI撮影1回目

3日目 MRI撮影2回目と診察

合計3日間の通院で、その際の治療費等、病院に支払って被害者様に立て替えて頂いている診察費が合計21,390円でした。

物が壊れたりの損害は、自転車に付けてた傘の骨が折れていました。

こちらの被害状況

運転していた家族と一緒に乗っていた子供にも怪我はありませんでした。

壊れた物も特にありません。

保険会社から提示された補償金額

保険会社に治療は終了したと伝え、補償金額の提示をいただきました。

①治療費21,390円

(被害者が病院等に支払われた金額です)

②通院慰謝料25,800円

(契約保険規定の通院した場合の日額4,300円×通院日数3日×2倍)

①+②=47,190円

合計の47,190円に過失相殺(事故は加害者側の責任が)90%=42,471円

この提示金額が保険会社から保険で支払える最大金額との事でした。

傘など壊れた物の補償については、壊れた傘などの写真と再購入の領収証があれば別途で保険会社で負担してもらえるとの事でしたが、自転車等に破損がある場合は何年乗っているかなどの自転車の状況により全て支払われるわけではないとの事でした。

(例えば、長年乗ってかなりくたびれてる自転車が破損して、それを新車の自転車と同じとは判断出来ないとの事です。)

そうなると、被害者に伝えるのもかなり面倒になり、ややこしくなりそうです。

私が被害者様に提示した示談内容、補償金額

示談書イメージ

示談内容、補償金額を伝える前に被害者様に話をしていたポイントですが

①治療費については出させてもらうので、診察を受けてください。

②傘が壊れたこと。なんとかします!善処します!

③自転車事故を対応してくれる保険には入っています。

④保険会社より慰謝料が出ると聞いていましたが、被害者様には伝えていませんでした。

⑤過失割合、責任割合がある事は伝えていませんでした。

この中で⑤の過失割合、責任割合があり、被害者様にも1割の責任があるので、その分保険会社より支払われる金額が1割少なくなる。と言うのは伝えていませんでした。と言うのが、それを先に伝えると、ぶつけられた(被害者様の立場として)のに、どうして私が負担しないといけないの?との感情で交渉がうまく進まないのではないかと考えたためです。

双方にそれぞれ悪いところがあると客観的に考えやすい状況だと、過失割合は伝えておく方が良いかとは思いますが、今回は治療にかかる日数なども短いだろうの判断もあり伝えませんでした。

私が被害者様に提示した補償金額

①治療費 立て替えていただいている 21,390円

②新しい傘の購入代金と、お詫びも含めて 20,000円

(実際に傘を新しく購入する場合は、数千円程度かと思います)

こちらの合計41,390円 を提示させていただきました。

保険会社からの慰謝料がいくらなので…と伝えると、壊れた傘の再購入の手続きをしたりかなり面倒なことになるので一旦この金額で提示させてもらいましたが、被害者様に快諾いただけたので示談書の作成に入りました。

(保険会社の支払い可能な最大金額と、合意した示談金の額の差額は私がもらうわけではないですよ。保険会社からは示談金の振り込み明細の金額での受け取りになりますので…念のため。)

私が作った示談書

私は法律の専門家でなないため、専門家から見ると過不足があるかもしれませんが、今回の示談書の内容です。

示談書


事故当事者 ●●●●(以下「甲」という)と事故当事者 ●●●●(以下「乙」という)は、
下記の交通事故について、次のとおり示談した。


一 交通事故の概要
(1) 事故の日時  令和4年●●月●●日8時00分頃
(2) 事故の場所 ●●●●●●●●●● 付近の道路
(3) 事故の概要 上記日時場所において、乙の運転する自転車が本件道路を進行していたところ、●●●●●●●● 敷地内より出てきた甲運転の自転車と衝突した。

二 乙の被害概要
(1) 足の打撲 通院 令和4年●●月●●日から令和4年●●月●●日まで

(2) 傘の破損による廃棄
第1条(賠償金) 甲は、乙に対し、金 41,390 円の損害賠償債務を負担していることを確認する。 (内訳)
(1) 治療費及び治療関係諸費用 金 21,390 円
(2) 傘の破損による損害 金 20,000 円
第2条(支払い) 甲は、乙に対し、前条の損害賠償金を次のとおり支払う。

(1) 本示談成立のとき、金 41,390 円を乙に支払う。
第 3 条(清算条項) 本示談書に記載された事項に以外には、本件事故に関し、甲乙間には債権債務が存在しないことを確認する。
以上のとおりの本件交通事故の損害賠償に関する合意成立の証として本示談書を2通作成し、甲
及び乙は各1通を保有する。

               令和   年   月   日
               示談当事者 甲 住所
               氏名
               示談当事者 甲 住所
               氏名


示談後にトラブル発生!

示談書のサイン交換やお金の振り込みも終わり、一件落着と思っていたのですが、しばらくして被害者様より 健康保険組合より傷病の原因についての照会文 が届いているのですが、どのように回答すればよいですか?との連絡がありました。

そうです!このブログを読まれてて、おかしいな?と思われた方も多いかと思いますが、保険会社より健康保険を使って医療機関を受診してください。との指示がありましたが、被害者様は会社に向かう途中に事故に遭われているので、健康保険は使えず労災の対象になります。

被害者様より照会文の写真を送っていただき、保険会社に提示して確認してもらうと保険会社より健康保険組合に詳細を確認させてほしいとの話になりました。

被害者様に許可をいただいた後保険会社より照会していただき、最終的には健康保険組合さんが支払って下さっていた46,942円を保険会社が負担してくれる事になり、なんとか一件落着です。

示談までにかかった費用

出て行くお金イメージ

今回入っていた保険により、下記の費用を保険会社に負担してもらう事が出来ました。

①治療費 立て替えていただいている 21,390円

②新しい傘の購入代金と、お詫びも含めて 20,000円

③保険組合さんが支払ってくださっていていた金額 46,942円

合計88,332円を保険会社が払ってくれました。

他には細かいところで、郵送や電話などの費用はかかりましたが、こちらで大きく持ち出さないといけないような費用はありませんでした。ですが責任賠償保険に入っていなかった場合だと、この88,332円は全て持ち出しになっていたので、保険に入っていてよかったです。

事故を後だから思う保険の足りなかったところ

今回の事故で考える時間もあり、今回は必要なかったけれども足りなかったかな?など、感じた事ですが、

①我が家の場合は今回使用した責任賠償保険で、相手方に怪我などをさせた場合の補償は大丈夫そう。OK!

②こちらが怪我をした場合は、別の入院保険で対応。

③ですが、入院の必要はなく通院の場合の補償は?

③の手術はせず通院治療が必要となった場合が補償がない事に気づきました。

入院はしない場合なので、そこまでひどい怪我の状況ではないとは思いますが、事故で怪我をしている疑いがあるので念のためMRIの検査を受けたい、などの状況だと補償がないことになります。

通院1日、1000円や2000円補償される保険はありますが、その金額でどうするの?と考えると、治療の実費を補償してくれるような保険があればいいのですが、良さげな保険を見つけることが出来ませんでした。

今回の事故では、こちらは転倒しなかったため同乗していた子供も怪我をしなかったのは良かったのですが、我が家では日頃から車に乗る際のシートベルトとチャイルドシート、自転車に乗る際のヘルメットと座席ベルトは ハメなさい、つけなさい と言われるから着けるのではなく、事故などの際に自分の身を守るために必要なので必ずしなさい と徹底しています。小さい頃から一貫しているので、嫌がることもなくきっちりとしてくれますが、今回のような事故で転倒した時にヘルメットも座席ベルトもしていなかったら、自分で自転車を運転している大人と違い足もシートの中にあるので、自分で守ることも出来ずシートの頭の高さから振りかぶるように硬いアスファルトに頭を叩きつけることになるので、大怪我をする事もあるかと思います。

一度しないでいい状況を作ってしまうと子供はやりたくなくなるので、小さい時から親も面倒くさがらずにずっと続ける事が必要ですが、何かあった時に子供が自分の身を守るためにも、ベルトやヘルメットは私は必ずつけた方が良いと思います。怪我をしてから、つけてたらよかったとなっても遅いですからね。

日本損害保険協会さんの自転車事故のページへのリンク

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