イタリア料理で使われる塩漬けした豚バラ肉、パンチェッタ。(Pancetta)
ちょっとお高めのスーパーに行くと売ってますが、結構いいお値段が…。なので、近くのスーパーで売っている材料で簡単に手間なく作れるレシピをご紹介します。
スーパーでは手に入らないユニークなお肉が、500種類【ミートガイ】材料は近くのスーパーで手に入るもので
必要な材料
- クレイジーソルト
- ドライのローズマリー
その他、ハーブがあれば入れてもらってOKです。
今回作った時の分量です。
- 豚バラ肉 470g
- クレイジーソルト 18g使用
- ドライのローズマリー 適量
クレイジーソルトとは?
スーパーなどでもよく見かける、ハーブなどのミックススパイスです。
岩塩・ペッパー・オニオン・ガーリック・タイム・セロリー・オレガノを原料にしており、化学調味料は入っていないために、ただの塩だと物足りない時に重宝します。
作り方はまぜて寝かすだけ
クレイジーソルトの準備
一般的なパンチェッタなどの塩漬け品は、保存のために塩分濃度を高く作りますが、今回は塩抜きをしなくても美味しく食べれる塩分濃度で作ります。
塩抜きぜずに美味しく食べれる分量として、豚バラ肉の3%の塩で漬け込みます。
しかしクリジーソルトは塩以外のハーブなども含まれているため、量の調整が必要となります。
豚バラ肉の3%量の塩分が必要なため
豚バラ肉 470g × 3% = 14.1g
クレイジーソルトは2.5gあたり2gの食塩が含まれるので、使用したい塩分量対する補正値として1.25倍すればOKです。
14.1g ×1.25倍 = 17.625g
通常の食塩だと14.1gですが、クレイジーソルトのため、17.625g
繰り上げて18gを用意しました。
作り方
調理前の準備
使用する器や道具をきれいに洗ってしっかり乾かしてください。
出来ればアルコールで消毒もしてください。
豚バラ肉にフォークを突き刺していきます
豚バラ肉の全面に、フォークを突き刺して穴を開けてください。
これにより、豚肉の中まで塩分が染み込みやすくなります。
クレイジーソルトとローズマリーをまぜたら、豚バラ肉にすり込みます
クレイジーソルトとドライのローズマリーを混ぜていきます。
タイムなどの他のハーブも、お好みで入れていただいてもいいですよ。
しっかりまぜたら、豚バラ肉の全面にまぜた塩をすり込んでいきます。
まんべんなく、全体にすり込んでください。
キッチンペーパーに包んでからラップで包み冷蔵庫で寝かせます
キッチンペーパーで包んでからラップで包み、冷蔵庫で保管します。
作ってすぐは水分がたくさん出るので、作った翌日と3〜4日後くらいにキッチンペーパーの取り替えを行ってください。
1週間ほど寝かせて完成
作ってから1週間ほど経ち、全体的に水分が抜けて市販の生ハムのような色合いになってきたら食べごろです。
塩抜きしなくていい3%の塩分量で作ったので、このまま火を入れて食べることが出来ます。
ニンニクと一緒に焼いて、おつまみにしても美味しいですし、少し手を加えてサラダなどにも美味しいですよ。
モッツァレラとトマトの入った、オレンジとパンチェッタのサラダ
サラダの作り方
サラダに使える葉物野菜の上に、賽の目に切ったモッツァレラチーズ、トマトを盛り付け、オレンジも皮をむいて盛り付けてください。
フルーツはパンチェッタの塩味に対して、甘みのある果物ならOKなのでオレンジ以外にもお好みのフルーツで試してください。
パンチェッタは少し厚切りで1センチ幅程度に切ったら、フライパンに油を少し引いて焼いていきます。火が通ったら、たまっている油は入れずにパンチェッタだけをサラダに盛りつけてください。
今回のドレッシング
- ワインビネガー. 大さじ2
- オリーブオイル 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ1
- 粒々マスタード 適量
- クレイジーソルト 適量
- 胡椒 適量
上記を混ぜてサラダにかけた後、パルメジャーノなどの粉チーズをかけたら完成です。
今回のパンチェッタにかかったお値段。税込898円
今回のパンチェッタを作るのにかかった費用はこんな感じでした。
豚バラ肉 税込165円/g として、165円 × 470g = 775円
クレイジーソルト 近くのスーパーで113g入り 税込590円でした。18g使用したので、93円
ローズマリー 近くのスーパーで1瓶 税込195円 使用量で考えて 30円ほど
合計すると、775円 + 93円 + 30円 = 税込 898円
クレイジーソルトもローズマリーも使用量で考えるとそれほど高くはないので、スーパーで売っている豚バラ肉の値段とほとんど変わらない金額で作ることができました。
重さを測らず簡単に作るには?480g入りの豚バラ肉をスーパーで探してください
今回作ったパンチェッタは、豚バラ肉の分量を基準に塩分量を計算しましたが、おうちに計りがなかったり、はかるのが面倒な方もおられるかと思います。
そこで今回のレシピを元に、大さじ基準で分量を考え、必要な豚バラ肉の分量を出してみました。
大さじ1杯のクレイジーソルトは約6gになりますが、クレイジーソルトに入っている塩分量で計算すると、大さじ1杯で4.8gの食塩相当となります。
そのため必要な豚バラ肉の分量は次のようになります。
- 大さじ1(6g) のクレイジーソルト 豚バラ肉 160g
- 大さじ2(12g)のクレイジーソルト → 豚バラ肉 320g
- 大さじ3(18g)のクレイジーソルト 豚バラ肉 480g
出来上がった時にある程度の仕上がり量があるのと、作りやすさなどを考えると、480g入りの豚バラ肉をスーパーで探していただくと、大さじ3のクレイジーソルトで作れるのでハカリいらずで作ることが出来ます。
480gの豚バラ肉で用意すれば
フォークを豚バラ肉に突き刺して、クレイジーソルトとローズマリーをすり込んで、キッチンペーパーに包んで、冷蔵庫に入れたら…仕込みにかかる時間は、5分ほど⁉︎
作ったパンチェッタの保存について
作った手作りパンチェッタですが、今回のレシピでは塩分濃度が低いために長期保存には向いていません。保存するためには使いやすい状態で冷凍するのがおすすめです。
こちらの写真のように、1センチほどの厚さにカットしたものをラップで包んで冷凍すると、使う時にすぐに解凍することもできるので、おすすめです。
今回は、近くのスーパーなどで簡単に手に入る材料で、出来るだけ手をかけずに作れるレシピを作ってみました。しっかり寝かせて手をかけて作るパンチェッタや、同じく豚バラを塩漬けしたものをスモークして作るパンチェッタ・アッフミカータ(ベーコンと考えてください)も美味しいですが、子育てが忙しいお母さんやお父さんに作りやすい簡単レシピにしました。
手間をかけて作るパンチェッタや、パンチェッタ・アッフミカータの作り方もまたアップさせていただきます。
* 使用したクレイジーソルトは、商品内容変更のため塩分量が変更になるなる場合などがありますので、ご購入の際にパッケージをご確認ください。
* 今回のレシピは、塩分量も少なく長期保存に向いた作り方ではありません。また、完成後に菌数検査なども行なってはおりませんので、必ず火を通し自己の判断にて食べてくださいね。
クレイジーソルトを販売する日本緑茶日本緑茶センター株式会社のホームページリンクです。
日本では昭和55年から輸入販売されているそうです。
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