和歌山の古座川で、6歳の子供と一緒にカヌーで川下りをしてきました。
2人乗りのカヌーもあるので、6歳の子でも十分一緒に楽しめる川下りでした。
最初に、やってみて古座川のカヌー川下りはどうだった?
今回は6歳の男の子と一緒に川下りを行いましたが、一度経験していて今回と同じコンディションなら1人乗りのカヌーでも大丈夫そう。
初めて挑戦するのなら、2人乗りのカヌーがおすすめ!
朝から川下りをすれば、水もとても綺麗なのでたくさん水遊びをしてたくさん飛び込んだりと、うちの子は大満足でした。
帰り道歩いている時に遊び疲れて、歩きながら寝そうになっていました。
和歌山 古座川ってどんなところ?
和歌山の古座川は、本州最南端の町 串本から新宮方面に車で10分ほど走ったところにある、川底まで見通すことのできる水の綺麗な川です。
以前にカヌーで川下りをした時には、地元の小学生が服のまま川に入り何かをしているので『何してるのー?』と聞いてみると、『うなぎを取ってるねん!』と。うなぎの箱罠を沈めている所でした。
今でも綺麗な自然が残る清流です。
古座川、レンタルカヌーでの川下りの様子
カヌーでの川下りの簡単な流れ
古座川でのカヌー川下りのサービスをしている業者様はいくつかあるのですが、私は古座川観光協会のレンタルカヌーを利用しています。(レンタル料金などの詳細は下部にまとめて書かせていただきます)
川下りの簡単な流れですが、事前にカヌーの予約を行い、当日はきのくに線 古座駅の駅舎と同じ建物にある観光協会事務所にて受付、道具を借りた後にタクシーで古座川上流のスタート地点へ。スタート地点で乗り方などのレクチャーを受けたら川下りスタート。返却時間までに川を降り、古座駅近くの古座川河岸でカヌーを返却したら終了になります。
カヌーでの川下り スタートまでの準備
今回は、くじら浜海水浴場に遊びに行った翌日の日曜日に川下りを楽しみました。
古座川観光協会さんは8:30から営業開始なので、営業開始の少し前に現地に到着しました。
車は古座駅のロータリー横にある駐車場に停めます。
駐車場に車を停めたら、受付に向かいます。
古座駅の駅舎の建物の中にあるモンベルショップ?が併設された受付になります。
着替えは更衣室もありますが、それほど広いスペースがあるわけではないので、今回は宿泊していた宿から水着を着て現地に向かいました。
受付が終わると、川下りに必要なライフジャケットやヘルメットを借りてから、タクシーでスタート地点に向かうことになるのですが、午前中の早い時間はタクシーの順番待ちも発生するので、出来るだけ早く受付をすることをお勧めします。
僕らは予約の際に8:20頃に到着する予定と伝え、受付も1番にする事が出来たので、待ち時間もなく川下りをスタートする事が出来ました。
川下りのスタート地点までは、通常のタクシーの屋根にキャリアがついていて、カヌーも乗せて運ぶことの出来るようになったタクシーで移動するのですが、今回は僕らの後の予約が人数の多いパーティーだったため、ワンボックスタイプの大きなタクシーでした。
カヌーは事前にトラックでスタート地点まで運ばれていました。
川下りスタート
今回のスタート場所は明神橋からになります。
ここから下ってゴール地点までは約8キロ、一気に下ると2時間ほどの距離ですが、9時過ぎにスタートして途中でお昼ご飯を食べたり、飛び込み岩の所で水遊びをしたりして15時頃にゴール地点に帰ってきました。
観光協会の方から、川の注意が必要な場所の説明や乗り方などのレクチャーを受けると川下りのスタートです。(川下り中の観光協会スタッフの同行はありません)
今回は大人3人、6歳児1人の4人で川下りをしたのですが、大人2人は1人乗りのカヌー、私と6歳の子供で2人乗りのカヌーで川を下ります。
訪問した時は水量もそれほど多くなく、のんびりと川下りを楽しむことができました。
所々、川の流れの早い所もあり、揺れるカヌーに子供は声を出して喜んでいましたが、以前に訪問した際は、水量が多くカヌーを転覆させている人もいました。
のんびりと川を下りながら水遊びもしたりし、途中でお昼ご飯を食べます。
もちろん途中で食べものや飲み物を売っている所などありませんので、全て持参になります。
カヌーがひっくり返る事もあるので、濡れずに水にも浮くようにきっちりとパッキングしましょう。お弁当よりは、おにぎりの方がパッキングもしやすいかもしれませんね。
僕らは、おにぎりなどを丈夫なゴミ袋に空気を入れるようにしてくくった後、ビニールのクーラーバックに入れてカヌーの後ろ側の荷物を載せることのできるスペースに固定しました。
飛び込み岩で、飛び込みにチャレンジ
古座川を下っていくと、飛び込みのできる飛び込み岩があります。
小さなものと、大きなものと並んで2つ。
目視で身長と比較してですが、小さい飛び込み岩の高いところで水面からの高さが3.5メートルほど(斜めになっているので1番高い所)
大きい飛び込み岩の水面からの高さは7メートルほどになります。
足元は十分に深いので、飛び込んでも川底に足が着くこともないですが、大きい飛び込み岩は自分の目線分の身長もプラスされるのでかなり高いです。この高さから飛び込むと、体制が悪いと大きな怪我をしてしまうこともあるので、自己責任で無理をせずに楽しんでくださいね。
うちの6歳の子は小さい飛び込み岩の2メートルくらいの高さの所がお気に入りのようで、10回以上飛び込んでいました。
結局、たくさんの人に抜かされて、飛び込み岩のところで1時間半ほど遊んでいました。
この飛び込み岩のところは、上の道路からも階段で降りて来れるようで、地元の高校生くらいの子が降りてきて飛び込んでいました。
ライジャケを着て飛び込むと、水に入った瞬間にライフジャケットが上にぐんと上がってアゴに当たったりするので、ライフジャケットを抑えるようにして飛び込みます。ヘルメットも飛び込んだ瞬間に紐がアゴに食い込むようになるので、僕らは脱ぎました。どうするかは自己判断でお願いします。
最後がしんどい川下り
飛び込み岩を過ぎて河内橋を越えたあたりから、川幅も広くなりだんだんと流れがゆるやかになっていきます。これまでは下流に向かって流れがありカヌーを漕ぐのも楽ちんでしたが、この辺りから漕いでも進むのがゆっくりになり、ラストの2キロくらいは頑張って漕がないと進みません。
遊び疲れもありスピードも落ちるので、時間配分を考えておかないとゴール地点での返却時間で焦ることにもなるので注意してくださいね。
ゴール地点に到着したら、カヌーを返却して終了です。
そこから、古座駅まですぐなのでテクテクと歩いて戻りましたが、うちの子は遊び疲れて歩きながら寝そうな顔をしていました。
普段は小学校が終わった後に週3回、3時間の体操とプールなども通っていて体力はある方なのですが、それだけ楽しくめいいっぱい遊んでくれたようで、よかったです。
帰りに入れる近くの温泉 サンゴの湯
カヌーが終わった後に車で10分ほどの距離にある、サンゴの湯でさっぱりしてから帰りました。
日帰り温泉に入浴すると、それなりに費用がかかったりしますが、ここは入湯料がリーズナブルで利用しやすいですね。
大人は500円、小学生の子供250円、小学生以下は無料です。
サンゴの湯 ホームページ
6歳の子供と一緒に川下りをしてみて
私は古座川の川下りを何度かさせてもらっているのですが、今回子供と一緒に初めて挑戦しました。
水量にもよるかとは思いますが、今回経験もしているので同じコンディションだった場合、来年は子供も1人乗りのカヌーでも大丈夫かと思いました。(来年だと7歳になります)
今回は2人乗りのカヌーで、子供が前、大人が後ろに乗るのですが、流れのある瀬を下る時は子供に漕がせて私は時々進む向きなどを調整する程度にしていました。あまり手を出さずに子供にやらせていましたが、水量のこともあり危ないなと思うことはありませんでした。ですが、全く初めて乗る場合は1人で乗せるのは少し怖いと思います。2人乗りだと危ない時は後ろからリカバリーすることも出来ますが、1人乗りだと見ている事しか出来ず、乗ってみないとうまく漕げるかも分かりません。この辺りは親の目から見ての判断になるかとは思いますが、子供は今回のカヌーでの川下りが本当に楽しかったようです。
川下りに用意しておいた方が良いもの
●水中メガネ
水遊びには必須です。
●アクアスコープ
カヌーの上から覗いて、川の中を見ることが出来るので子供は喜びます。
●水鉄砲
進みながら水をかけあったりして遊びますが、2人乗りのカヌーで子供が遊ぶのに大活躍です。
●ジェットボイルなどのお湯を沸かせる道具
川の水は思っているよりも冷たく流れもあるのですぐに体が冷えてしまいます。天気にもよりますが、少し日が陰ったりしているとお昼ご飯の時などの温かい飲み物はとても美味しいですよ。
●ウエットスーツ
子供は寒くなって唇が紫になっても遊び続けます。怪我を防ぐ意味もありウエットスーツはあると便利なアイテムです。今回は忘れてしまったので、8月でしたが子供は震えながら水に入って遊んでました。
●8メートルほどのロープ
カヌーで瀬を下っている時、転覆するのは船体が川の流れに対して横向きになった時が多いです。子供のカヌーの後ろのところにロープをくくり、親が後ろから流れに真っ直ぐになるように調整するのに使えますが、自分もカヌーを漕ぐので、絡まってしまったりしないように注意してして使えば便利です。
河口部でしっかり漕がないと進まないところでも、子供が1人で乗っている場合は引っ張るのに使う事ができます。
●乾いた上着
タオルももちろん必要ですが、お弁当を食べる時など濡れたままだと寒くなるので、子供は上のラッシュガードを脱がせて乾いた服を着させていました。
(日向は体力を消耗するので、お昼休憩は日陰で取りました)
●車に用意しておいた方が良いもの、ポリタンクでお水
川下りをした後、温泉に行く前に着替えたりするのに、ポリタンクでお水を用意しておくと、手や足を洗ったり、子供の頭からかけてやるのに使えるのであると便利です。
レンタルする1人乗りカヌーはこんな感じです。
荷物は背もたれの後ろ側のところに固定して、前のところに飲みものペットボトルを固定してって感じです。
あまりたくさんの荷物を載せることも出来ないし、ひっくり返った時に荷物を集めたりも大変なので持っていくものは選んだほうが良いかと思います。
古座川観光協会について
古座川でカヌー川下りをお手伝いしてくれる会社さんはいくつかあるのですが、私は古座川観光協会さんがやっているレンタルカヌーを利用しています。
今回は明神橋と言うポイントからのスタートでしたが、季節によってはもっと上流から川下りをすることも出来ますが、夏の水遊び時期は明神橋より下流に限定されています。
詳しいスタート可能時期などは、古座川観光協会さんのホームページでご確認ください。
カヌーのレンタル料金は明神橋からスタートの場合、大人子供同料金で1人2700円(内税)でした。
その料金に、レンタルのライフジャケット、ヘルメットも含まれています。(タクシーは別料金)
古座駅から明神橋までのタクシー移動ですが、カヌー予約の際に古座川観光協会スタッフの方からタクシーを使いますか?との確認がありました。ですので、別途の予約は必要ありません。
今回は大人3人、子供1人が乗って明神橋までの移動で2420円でした。
古座川流域案内図にもスタート地点ごとのタクシー料金の目安が書かれています。
私はカヌーのレンタルだけをして、自分達だけで川を下ってきますが、別途スタッフにレクチャーを受けながら川下りを行うコースもあります。
古座川観光協会さんのホームページにてご確認ください。
古座川観光協会さん
カヌーの予約電話番号 0735-72-0645
ホームページからメールでの予約も可能です。
かかった費用 8,570円
大人1人、子供1人で利用した場合の金額で
カヌーレンタル代 1人2,700円で2人で5,400円
タクシー代 2,420円(タクシー1台分の料金です)
サンゴの湯温泉代 大人500円、子ども250円で750円
以上の合計です。
子どもがやった事のない体験などをなぜやらせてみたいと思うのか
私は子どもに対して親がしてあげたい事の1つとして
「その子が常識と思っている事の幅を広げてあげる事」を思っています。
子どもから大人になるにしたがって、色々なことを知ることで自分が出来ると思うことなどの常識の幅が広がっていきます。
たとえば
「●●が必要になったんだけどどうしよう?」と聞けば、
「買ってくる」
そう答える子ども(大人もですが)は多いと思います。
それは答えとして正しいとは思いますが、私はもの作りを通して、色々な物の作り方を見たり知る事で、「買ってくる」は選択肢の1つとして、その他に
自分で作ることはできるのか、どうすれば作れるのか。
などを、ほかに解決する方法を考えることの出来る子どもに成長してほしいと考えています。
いろいろな体験もやった事のないからこそ、物の見方を変えるきっかけになるのではないでしょうか。
先日、鳥取県に行かせていただいた際に、パラグライダーで空を飛ぶ体験を子どもがやりました。
飛行機に乗るのとは違い、目の前にあるのはロープと布の固まり。それを体に繋ぐと空を飛ぶ事ができる。大人から見ると素材的には違いますが、子どもにとっては
「ありふれたものが、形ややり方次第で空を飛ぶ事ができた」
こういう体験が常識や発想の幅を広げてくれると、私は考えています。
それぞれの体験1つで変わることは少ないと思いますが、そういった経験を積み重ねることで、その子の持つ常識や発想の幅が広がっていくと思い、私は色々なことに挑戦させて行きます。
カヌーでの川下りをする前に行った那智勝浦の生まぐろの競市場や那智勝浦のグルメスポットの紹介はこちらから。
カヌーでの川下りの前日に、車で15分ほどのくじら浜海水浴場で、クジラと一緒に泳いできました。
その時の様子はこちら
コメント