我が家の長男と次男が七五三のタイミングなので、大阪の四天王寺さんで、七五三のお詣りをしてきました。
スタジオで羽織袴姿の写真を撮ってもらおうかとも考えましたが、カメラマンさんに入っていただき、ロケーション撮影もしてきました。
四天王寺さんでの七五三詣りと、ロケーション撮影をしてもらいよかったところ
鼓楼でご祈祷をしていただいてる時は、斜め前方からお詣りしている姿をカメラマンさんに撮っていただく事ができました。
お寺によって多少の違いはありますが、ご本尊や仏像などが奉安されている一段高くなったところを須弥壇(しゅみだん)
ご祈祷を執り行う僧侶が座る場所がある場所を内陣(ないじん)
ご祈祷を受ける者が座る場所を外陣(がいじん)と言います。
ご祈祷をしていただいている時は、外陣に置かれた椅子などに座っている所を後ろからの背中姿の撮影になることも多いかと思いますが、今回は外陣の中まではカメラマンさんが入ってもOKとの事でしたので、座ってご祈祷を受けお焼香などをしている姿を、前方斜め位置から撮影してもらえました。
ロケーション撮影の撮影許可が必要なかった。
今回は境内でロケーション撮影をしてもらいましたが、四天王寺さんには特に許可を取る必要もなく、その費用も必要ありませんでした。
境内が広いので撮影場所に困らない。
四天王寺さんは境内がとても広く、タイミングによって人の少ないところで撮影してもらう事ができました。
七五三って何のお祝い?
七五三は日本で昔から行われてきた伝統行事で、子供の健やかな成長を祈願するお祝いです。現代に比べて医療の発達が未熟で、衛生面も悪く子どもの死亡率がとても高かった時代に「7歳までは神の子」として扱われ、7歳になって一人前であると認められていました。
七五三、男女とも3歳のお祝い
平安時代の頃は3歳頃までは丸坊主で育てるという風習があり、3歳の春を迎える頃に「髪置きの儀」という儀式が行われていたといわれております。子どもの健やかな成長や長寿を祈願するために「髪置きの儀」は行われ、これが3歳のお祝いの元になっています。
七五三、男の子5歳のお祝い
平安時代の正装である袴を初めて身に付ける「袴着(はかまぎ)の儀」が元になっています。
別名「着袴(ちゃっこ)」ともいわれるこの儀式を経て男の子は少年の仲間入りをし、羽織袴を身に付けたとされています。
七五三、女の子7歳のお祝い
着物を着る際に使っていた付け紐をとり、帯を初めて締める成長の儀式「帯解(おびとき)の儀」が元となり、帯解を経て大人の女性へ歩み始めると考えられています。
七五三のお祝いは神社でされる事も多いですが、子供の成長をお祝いする儀式として、私は神社でもお寺でもどちらでも気持ちがあれば良いと考えています。
四天王寺さんってどんお寺?
四天王寺は大阪市天王寺区四天王寺にある和宗総本山の寺院です。
今から1400年以上前の推古天皇元年(593)に聖徳太子により建立されました。仏教伝来直後に創建されたことから、特定の宗派に分かれる以前の仏教の伝統を持ち、聖徳太子の「十七条の憲法」の有名な第一条「和をもって貴しとなす」からとって、「和宗」の総本山寺院です。
四天王寺さんでの七五三詣り
四天王寺さんでの七五三詣りは鼓楼(太鼓楼との記載もあります)でご祈祷をしていただけます。
事前の予約は特に必要なく、直接鼓楼に向かうと七五三詣りの受付があるのでそちらで申し込みます。
私たちは朝の9時半ごろに現地に着いたので、特に待つこともなくご祈祷していただく事が出来ました。
ご祈祷料はいくら?違いは何?
七五三のご祈祷料は5千円と1万円の2種類があります。
違いを確認してみると、お札の大きさが違うそうです。
下の写真の左がご祈祷料五千円のお札、右がご祈祷料1万円のお札です。
七五三のご祈祷は鼓楼の中で行われました。
ご祈祷は順番に1人づつ行われ2人合わせて15分ほどの時間でした。お寺なので途中でお焼香もあり、兄弟ともに大人しく座っている事ができました。
ご祈祷の後のロケーション撮影
ご祈祷をしていただいた後は、四天王寺さんの境内でロケーション撮影を行いました。
境内はとても広く、撮影出来そうな場所はたくさんあります。
ご祈祷が10時ごろに終わったのですが、午前中だったこともあり境内にはそれほど人も多くなく、場所によっては人が途切れる瞬間に撮影をすることも出来ました。
四天王寺さんは海外から観光に来られている方も多く、撮影途中にお声をかけていただき一緒に写真を撮らせていただく一幕もありました。
*ブログに載せている写真は、プロのカメラマンさんではなく私が撮影の合間に撮った写真です。
七五三詣りのご祈祷をしていただいた際にいただいたもの
定番の千歳飴の他に、画用紙とクーピーペン、折り紙、聖徳太子のかるたをいただきました。
七五三のお詣りは神社で行われることも多いですが、今回は日宇とも少なくゆったりと撮影する事も出来たので、四天王寺さんでの七五三詣りもおすすめですよ。
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